【いまさら聞けない】分割法って何?週5以上トレーニングできる人に最適な理由


分割法の基本からメリット・デメリットまで徹底解説。週5以上トレーニングできる人に分割法が最適な理由をわかりやすく紹介します。初心者から中級者まで、効率よく筋トレを続けたい人は必見!


はじめに

筋トレをある程度続けていると必ず耳にするのが「分割法」という言葉。
「分割って何をどう分けるの?」
「全身をやるよりいいの?」
「初心者でも取り入れていいの?」

──こんな疑問を持つ人も多いはずです。

実は、分割法は週5日以上トレーニングできる人にとって非常に効率の良い方法。ただしメリットだけではなく、理解しておきたいデメリットや注意点も存在します。

この記事では、分割法の基本・メリット・デメリット・おすすめできる人をまとめて解説します。


分割法ってなに?

分割法とは、トレーニングを部位ごとに分けて行う方法のことです。
たとえば胸の日・背中の日・脚の日・肩の日…というように、1回のトレーニングで全身をやるのではなく、特定の部位に集中して鍛えるスタイルです。

対比としてよく挙げられるのが全身法(フルボディ)。これは1回で全身をまんべんなく鍛えるやり方です。
初心者はフォーム習得のために全身法が推奨されることも多いですが、週に5回以上トレーニングができるなら分割法の方が効率的に筋肉を成長させやすいのです。


分割法のメリット

① 部位ごとのトレーニングボリュームを確保できる

筋肉を大きくするには「十分な刺激量」が必要です。分割法なら1部位に集中して多くのセットを組めるため、必要なボリュームを確保しやすくなります。

② 集中力が続く

1回のトレーニングで全身をやろうとすると、後半は疲れて集中力が切れやすいもの。分割法なら狙った部位に集中でき、質の高いトレーニングが可能になります。

③ 疲労管理がしやすい

部位を分けることで、他の筋肉を休ませながら特定の部位を鍛えられます。結果的に全身を効率よく回復させつつ、トレーニングを継続できるのが強みです。

④ 多様な種目を取り入れやすい

同じ部位に時間を割けるため、コンパウンド種目(多関節種目)だけでなくアイソレーション種目(単関節種目)も取り入れて「追い込み」ができます。

⑤ モチベーションの維持につながる

「今日は胸だけ」「今日は背中だけ」とテーマが明確なので、毎回のトレーニングに目的を持ちやすく、モチベーションを保ちやすいのもメリットです。


分割法のデメリット

① トレーニング日数が必要

分割法は週に5日以上のトレーニングを前提としています。週2〜3回しか時間が取れない人には非効率になる可能性があります。

② 頻度が不足すると効果が薄れる

分割の仕方によっては「胸は週1回しかできなかった」など頻度が不足するケースがあります。筋肥大には週あたりのボリュームと頻度が重要なので、計画性が求められます。

③ 初心者にはやや不向き

フォームが安定していない初心者は、部位を細かく分けるよりも全身法で基礎を固める方が効率的です。分割法は中級者以上に向いたスタイルと言えます。

④ 栄養・休養の管理が必須

高頻度でトレーニングする分、食事管理や睡眠の重要性も増します。休養が不十分だと効果が薄れるどころか怪我のリスクも高まります。


週5以上で分割法が最適な理由

ではなぜ「週5以上トレーニングできる人」に分割法が最適なのでしょうか?

  • 十分なボリュームを確保できる
  • 部位ごとに回復期間を確保できる
  • 1回あたりのトレーニング時間を短くできる

週に2〜3回しか通えない人が分割法をすると「結局、胸だけで1週間終わった」ということになりかねません。しかし週5日以上なら全身をバランスよく回せるため、分割法の強みを最大限活かせます。


こんな人に分割法がおすすめ!

  • 週5日以上ジムに通える人
    → 仕事や家庭のスケジュールの中でトレーニング時間をしっかり取れる人。
  • 中級者以上のトレーニー
    → フォームや基礎的な筋力ができていて、より効率的に筋肉を大きくしたい人。
  • トレーニングを趣味として楽しみたい人
    → 「今日は胸!」「明日は背中!」とテーマを決めて楽しめる人は長続きしやすいです。
  • 身体の各部位をしっかり鍛えたい人
    → 体全体をバランス良く成長させたい場合、分割法は理想的です。

逆におすすめできない人

  • 週2〜3回しかトレーニングできない人
  • フォームがまだ不安定な完全初心者
  • 栄養管理や睡眠に無頓着な人
  • 部位よりも「全身の基礎体力アップ」を優先したい人

こうした人には、まず全身法や上半身・下半身の2分割などシンプルな方法がおすすめです。


まとめ

分割法とは「トレーニングを部位ごとに分ける方法」で、週5日以上トレーニングできる人に最適なスタイルです。

  • メリットは「ボリュームを確保できる」「集中しやすい」「疲労管理ができる」
  • デメリットは「日数が必要」「初心者にはやや不向き」

特に中級者以上で週5以上トレーニングが可能な人におすすめできる方法です。
分割法を正しく理解し、自分のライフスタイルに合わせて活用できれば、効率的に筋肉を成長させることができます。