筋トレを始めると、SNSやYouTubeで「このトレーニングは意味がない」「やっても無駄」というような強い言葉を目にすることがあります。
インパクトがあるので一瞬「本当に意味がないのかな?」と不安になってしまう人もいるでしょう。
しかし、ここで断言します。
👉 名前の付いたトレーニングに意味がないものは一つもありません。
この記事では、「意味のないトレーニング」という言葉の真実と、初心者がどのように向き合うべきかを解説していきます。
「意味がない」という言葉の正体
まず理解しておきたいのは、SNSや動画で「意味がない」と断定しているケースの多くは 誇張表現 だということ。
なぜそうするのかというと、
- 強い言葉を使った方が人の目を引く
- 炎上や議論を生みやすい
- 結果的に再生数やフォロワーが増える
といった狙いがあるからです。
つまり「意味がない」と言われているトレーニングも、実際には効果がゼロというわけではなく、条件次第で効果が薄い場合がある というのが本当のところ。
たとえば、腕立て伏せひとつ取っても、正しいフォームで行えば胸や腕、体幹を鍛えられる優秀な種目です。しかし、腰が落ちていたり、可動域が狭すぎたりすると刺激は弱まります。
「意味がない」と切り捨てられるのは、こうした「やり方の問題」に過ぎないのです。
名前のあるトレーニングは必ず意味がある
筋トレの歴史は長く、世界中でさまざまな方法が研究されてきました。スクワット、ベンチプレスといった王道から、マイナーなバリエーションまで、名前がついているということは 誰かが効果を感じ、継承してきた証拠 です。
- サイドレイズ → 三角筋を効率よく鍛える
- ディップス → 上腕三頭筋と大胸筋下部に刺激を与える
- ブルガリアンスクワット → 下半身の筋力とバランス強化に最適
こうした種目は「ニッチに見えても確かな役割」を持っています。
つまり、存在している以上、必ず意味がある のです。
👉関連ブログ➤筋肉痛がないと意味がない?実は筋トレ初心者が勘違いしがちな落とし穴
「効果が弱い」=「意味がない」ではない
ここで注意したいのは、効果が弱いトレーニング=意味がないトレーニングではない ということ。
たとえば、腹筋運動(クランチ)は「お腹は割れない」と言われがちです。確かにクランチだけでは体脂肪を減らせないのでシックスパックにはなりません。
しかし、クランチは腹直筋を収縮させるトレーニングとしては有効ですし、体幹の安定にもつながります。
つまり、
- 「目的と手段がずれている」から効果を感じにくい
- 「他の種目と比べて優先度が低い」だけ
というだけであって、「意味がない」わけではないのです。
👉関連ブログ➤筋トレを続けると「腹筋」をしなくなる理由|本当にシックスパックに必要なのは?
いろいろなトレーニングに挑戦する価値
筋トレ初心者にとって大切なのは、さまざまなトレーニングを経験すること。
- 種目ごとに刺激される部位が違う
- 自分に合う合わないを体感できる
- 飽きずに継続できる
たとえばスクワットが苦手でも、レッグプレスで同じように下半身を鍛えられますし、腕立て伏せがきついならダンベルプレスに切り替えるのもありです。
「試してみること」自体が成長のポイント になります。
「意味があるトレーニング」に変えるのは自分次第
最終的に重要なのは、どんなトレーニングでも 自分のやり方次第で「意味のあるもの」にできる ということです。
- 正しいフォームを意識する
- 自分のレベルに合った重量・回数で取り組む
- 継続して習慣化する
この3つを守るだけで、どんな種目も効果を発揮します。
つまり「意味のないトレーニングはない」けれど、意味を引き出すかどうかは自分次第 なのです。
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まとめ:筋トレに無駄はない
最後にもう一度強調します。
✅ 意味のないトレーニングは存在しない
✅ 効果が弱いのは「やり方」や「目的とのズレ」のせい
✅ いろんなトレーニングを試すことが成長につながる
SNSや動画で「これは意味がない!」と断言しているのを見ても、焦る必要はありません。
むしろ「これはどういう意味があるんだろう?」と考え、試してみる姿勢こそが筋トレの楽しさであり、成長の近道です。
トレーニングに無駄はない。挑戦するあなたの一歩一歩が、確実にカッコいい身体を作っていきます。