「ベンチプレス80kg」
筋トレを始めた多くの人が、一度は目標にする数字だ。
しかし、SNSを見れば
「1カ月で80kg」
「初日で80kg挙がった」
そんな夢のような情報が溢れている。
正直に言おう。
それは“ごく一部の例外”だ。
この記事では、29歳・完全ウエイト未経験からスタートし、
ベンチプレス80kgに到達するまでに1年8カ月かかったリアルを紹介する。
これは特別な才能の話じゃない。
むしろ“普通の人間のリアルな成長曲線”だ。
■スタートは40kg。ここが現実
筋トレを始めた当初のスペックはこうだ。
- 年齢:29歳
- 体重:65kg
- ウエイト経験:なし(サッカー経験あり)
そして、初めてのベンチプレス。
40kgが5回×3セット。
正直、「軽いな」と思った人もいるかもしれない。
でもこれが現実だ。
最初はフォームも曖昧、狙っている筋肉も分からない。
とりあえず回数をこなすだけのトレーニング。
ここから全てが始まる。
■70kgまでは順調。でもそこからが地獄
トレーニング頻度は週1〜2回。
とにかく「前回より重く」「前回より多く」を意識していた。
この姿勢は間違っていない。
いわゆる“漸進性過負荷”だ。
👉合わせて読みたい➤【筋肥大の基本!】漸進性過負荷の原則って何?わかりやすく解説!
その結果、約1年で70kgに到達。
ここまでは順調だった。
しかし問題はここから。
70kg → 80kgに8カ月。
一気に伸びが鈍る。
むしろ「停滞」が当たり前になる。
- 重量が伸びない
- 回数も増えない
- フォームは崩れる
「もうこれ以上伸びないんじゃないか」
そう思った時期が、確実にあった。
■停滞の原因は“焦り”と“雑さ”
振り返って分かる最大の原因はこれだ。
「重量への執着」
毎回のようにMAXに挑戦。
とにかく重い重量を扱うことばかり考えていた。
その結果どうなったか。
- フォームが崩れる
- 狙った筋肉に効かない
- 無駄に疲労だけが溜まる
さらに悪いことに、肩を痛めて1カ月のトレーニング停止。
そこから含めて、約3カ月は完全に停滞した。
これは多くの初心者がハマる典型パターンだ。
👉合わせて読みたい➤【保存版】筋トレあるある!怪我しやすい部位|30代からは“続ける力”が最強の武器
■体重+8kg。伸びた理由はシンプル
一方で、伸びた要因もはっきりしている。
それは体重の増加だ。
- 体重:65kg → 73kg(+8kg)
- 食事:タンパク質中心+米をしっかり食べる
筋肉は材料がないと成長しない。
サプリやテクニックよりも、
まずは「しっかり食べること」が重要。
これはシンプルだけど、かなり本質だ。
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■メンタルが折れそうな時、支えになったもの
停滞期は、正直かなりキツい。
「自分は向いてないんじゃないか」
「もう伸びないんじゃないか」
そう思う瞬間は必ず来る。
そんな時に支えになったのが、
山岸秀匡の存在だ。
動画を見て、身体を見て、トレーニングを見て。
ひたすらモチベーションをもらっていた。
結局、続けるためには“憧れ”が必要だ。
👉合わせて読みたい➤【レジェンドの背中】横川尚隆を導く男”山岸秀匡に憧れろ!
■80kgは「誰でもいける」が「簡単ではない」
1年8カ月かけて、ようやく到達した80kg。
この数字の意味は大きい。
- 見た目が変わる
- 周りから「鍛えてる?」と言われる
- 自信がつく
でも同時にこうも思う。
「もっと早くいけた」
■今だから言える後悔と学び
もし過去の自分にアドバイスできるなら、間違いなくこれを言う。
✔ SNSや周りに流されるな
他人の成長スピードは参考程度でいい。
自分のペースで積み上げることが最短ルート。
✔ 毎回MAXに挑戦するな
これはほぼ確実に遠回り。
ケガと停滞の原因になる。
✔ フォームを最優先にしろ
重量よりも効かせ方。
ここを疎かにすると、どこかで必ず止まる。
■まとめ:カッコいい大人は“積み上げている”
ベンチプレス80kg。
これは決してエリートの数字じゃない。
でも、誰でも簡単に届く数字でもない。
- コツコツ積み上げた人だけが到達する
- 焦らず続けた人だけが手にする
そして80kgに到達する頃には、
身体も確実に変わっている。
もし今、伸び悩んでいたとしても大丈夫だ。
1カ月で結果が出る世界じゃない。
でも、1年やれば確実に変わる。
焦らず、丁寧に、積み上げていこう。
その先に、
“カッコいい大人の身体”が待っている。

